Cerevoは8日、ネットワーク経由で電源のオン・オフが可能な電源タップ「OTTO」(オットー)の開発を発表。同社が運営するクラウドファンディングサービス「Cerevo DASH」で支援を募集し、規定の金額に達した場合、2013年夏頃をめどに販売予定。価格は未定だが、16,000円前後を目標とする。

「OTTO」(オットー)

iiPhone/Android用アプリからOTTOの電源オン・オフ操作が可能

IEEE802.11b/g規格準拠の無線LANを備えた、8ポート内蔵の電源タップ。同社のNATトラバーサル技術により、ネットワーク経由で外出先からも各電源を個別にオン・オフ操作できる。

電源ポートの操作は、iPhone/Android向けアプリから行う。内蔵する8ポートのうち2ポートは、調光対応の照明器具を接続した場合に、アプリ側から該当器具の調光が可能。

本体は曲線を中心にデザインされた楕円形状で、iPhone用ACアダプタ4ポート、MacBook Pro用ACアダプタ4ポートが収納できるサイズという。なお、プロダクトデザインは、世界的に著名なデザイナー、ロス・ラブグローブ氏の1stアシスタントを務めた経歴を持つ、柳澤郷司氏が手がける。

本体サイズはW411×D248×H109mm、重量は未定。接続ポート数は8ポート(内2ポートは調光対応)。定格容量は15A/125Vで、計1500Wまで対応。同社では、米国ラスベガスにて8日から開催している家電展示会「International CES 2013」でブースを出展し、「OTTO」の試作機を公開している。

OTTO内部にiPhone用ACアダプタが接続できるサイズのポートを4ポート、MacBook Pro 用ACアダプタ4ポートを収納できる

上部からみた「OTTO」。有機的なデザインが印象的

クラウドファンディングサービス
ユーザーが製品やサービス、イベントなどの企画を"出品"し、その企画に賛同したユーザーが規定の金額を支援するシステム。目標金額を達成すると企画が実現でき、賛同者は支援した金額に見合ったリターンを受けられる。金額が目標額未満であった場合は、支援した金額は還元される