フィンランドのNokiaは米カリフォルニア州連邦地裁に対して、BlackBerry製品で知られる加Research In Motion (RIM)の一部製品の販売差し止め請求を行っているという。これはNokiaが保有するWi-Fi特許の利用に関するロイヤリティの支払い合意を目的としたもののようだ。
同件は訴状のコピーを入手した米Computerworldが11月27日(現地時間)に報じている。具体的にどの製品が該当するかは不明だが、Computerworldによればこの手の請求は両社の話し合いが破談した際に発生することが多く、何らかの形でRIM側がNokiaの要求を拒否したものとみられる。両社の特許ライセンス料支払いについては2003年に合意が行われているが、今回の請求対象となっているWi-Fi部分が含まれてはいないとNokia側で主張しており、この以前の合意がどの特許までをカバーするのかが争点になるとみられる。