日々撮影する肌データはクラウド上に蓄積される

電機メーカーの富士通は、IT技術の研究・開発を行っている富士通研究所の画像解析技術により、スマートフォンのカメラで撮影した肌画像から、シミ・毛穴・色の状態を測定できるクラウドサービズ「肌メモリ」の提供を開始した。

同サービスでは、富士通研究所が開発した「カラーフレーム」(被写体間距離の確保、色補正などに利用するアタッチメント)を使用することで、適切な色補正が可能。太陽光や蛍光灯、LEDランプ、白熱電球など、さまざまな光源の元で肌測定を行うことができる。

また、シミ、毛穴、色の3点について数値で定量的に測定し、測定結果は点数表示されるとともに、撮影した肌が6階調のグレースケールで表示されるので、現在の肌の状態を客観的に認識できるという。

さらに、日々撮影する肌データはクラウド上に蓄積されるので、これまで使用してきた化粧品と肌状態の変化から、適した化粧品や季節ごとに必要なケアを把握したり、統計データから平均値との比較や、自分の位置づけを知ることができるとのこと。

なお、同サービスは、主に化粧品メーカーや美容・健康関連サービス事業者などに向けて提供される。

料金は、サービス導入作業にかかる初期費用(一括)の「初期設定サービス」が500,000円、月額費用の「運用サービス」が月額40,000円から。