Amazon.co.jpは24日、E-inkスクリーンを採用した6インチサイズの電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」の日本語対応版を発表し、本日より予約販売を開始した。直販価格は8,480円。同時に3G通信ができ通信料金が不要な「Kindle Paperwhite Wi-Fi+3G」モデルも用意されており、直販価格は12,980円となる。こちらも予約販売がすでに行われている。2製品ともに出荷開始は11月19日を予定。

写真はKindle Paperwhite(海外版)

Kindle Paperwhiteは、6インチディスプレイ、212ppiの解像度を持った電子書籍リーダー端末。ディスプレイは、Kindleの従来機と比較して、画素数が62%、コントラストが25%鮮明で16階調のグレースケールにより明るさを設定することができる。サイズ/重量は169x117x9.1(mm)/213g。フロントライトを内蔵し、あらゆる環境で読書をすることが可能。バッテリーは明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回の充電で最長8週間持続して利用できる。

ストレージは2GBで使用可能領域は約1.25GBとなるが、Amazonのコンテンツはすべてクラウドに保存可能。対応ファイルフォーマットは、Kindle(AZW3)/TXT/PDF/保護されていないMOBI/PRC。HTML/DOC/DOCX/JPEG/GIF/PNG/BMPは変換して対応する。

通信面では、Wi-Fi通信がIEEE802.11b、802.11g、または802.11n(bまたはgの互換モード)、公共およびプライベートネットワークまたは無線LANスポットに対応、セキュリティはWEP/WPA/WPA2。「Kindle Paperwhite Wi-Fi+3G」モデルではNTTドコモの3G通信を利用できる。通信量はAmazonが負担するため、通信料は無料となる。

読書時のフォントサイズは任意のサイズに調整可能で、各文字の濃さや輪郭形状をピクセル単位で調節し、ディスプレイ上に最適なサイズで表示することが可能にになっているという。

また、マルチデバイス対応もしており、kindleで購入したコンテンツはKindle上だけではなく、Kindle無料アプリを使って、10月25日からiPhone/iPad/iPod touch/Androidスマートフォンおよびタブレットで閲覧することもできる。AmazonのWispersync技術により、読書の進捗やブックマーク、注釈を複数の端末で共有することも可能。

このほか、1つの章または本全体を読み終えるまでにかかる時間をお知らせするリーディングタイム機能、メモ機能、内蔵辞書(国語辞典、簡易翻訳)、Facebook、Twitterへの投稿機能なども備える。

なお、Kindle Paperwhite専用のカバーも登場。カバーを開くと自動的にKindle Paperwhiteが起動し、閉じるとスリープ状態になる。同カバーの外面にはレザー、内面にナイロンが用いられている。