映画『劇場版TIGER & BUNNY -The Beginning-』が、9月22日に全国公開された。これを記念して、舞浜アンフィシアターにてイベント「劇場版TIGER & BUNNY -The Beginning- WORLD PREMIERE」が開催された。

イベント中はヒーロースーツの活躍が多く見られた。イベント内容の詳細はレポート記事を参照してほしい

同イベントでは、ワイルドタイガー(鏑木・T・虎徹)役の平田広明氏、バーナビー・ブルックス Jr.役の森田成一氏をはじめとしたキャスト陣に加え、リアルな等身のヒーロースーツが登場した。このヒーロースーツは、9月1日まで上演されていた同作品の舞台版「TIGER & BUNNY THE LIVE」のために作られたもの。同作品のヒーローデザインを手がけた漫画家・桂正和氏が監修し、制作は「仮面ライダーウィザード」など仮面ライダーシリーズのスーツを手がける企業「ブレンドマスター」が行ったとのこと。

ブレンドマスターのスタッフによると、このヒーロースーツをここまでのクオリティに仕上げるには様々な苦労があったそうだ。まず、アニメのキャラクターを実際の人間のバランスに当てはめると、頭の大きさ、肩幅やウエスト、脚の長さなど、必ず破綻する箇所が出てきてしまう。それをいかにして違和感無く立体に落としこみ、バランスをよくするかという部分に苦心したのだという。

アニメ版のワイルドタイガー(左)とバーナビ―・ブルックス Jr.(右)

タイガーは力強さ、バーナビーはスマートさをイメージし、ふたりが持つ独特のコンビ感が表現できるように、各々のシルエットにも注意したそう。ポイントとしては、クリアパーツ部分と、何よりも脚の長さ表現に一番苦労したとも語った。その甲斐あってか、桂氏が実物を見た際には、「この(ヒーロースーツの)マスク、欲しいなあ」ともらしていたほどだ。

ヒーロースーツのタイガー&バーナビー

イベント中は第1部の「ヒーローソングショー」や第3部の「キャストトーク&アーティストライブ」の多くの場面に登場。空を飛ぶNEXT能力を持つスカイハイがワイヤーアクションで宙を舞う演出もあり、会場からは歓声が上がっていた。なお、ヒーロースーツの詳細については舞台TIGER&BUNNY THE LIVE 公式ビジュアルブックにて特集されているので、興味のある人はチェックしてみてほしい。