米Microchip Technologyは9月5日(米国時間)、動作のPIC32 MCUを搭載したオーディオミキサーの開発ボード2製品「DM320014」と「DM320413」を発表した。

DM320014はUSB 2.0 Mini-Bコネクタで接続されるもので、DM320413はAppleの携帯機器製品に対応したものである。どちらのキットも同社のPIC32MX250F128を搭載しており、アナログとデジタル両方の音声を簡単に扱えるよう配慮している。例えばマイクあるいはLine-inのアナログ音声をデジタル信号に変換したり、あるいはデジタル出力をヘッドフォンあるいはLine-Outに出力するといった処理が容易に行えると同社は説明する。

搭載されるPIC32は128KBのFlash Memoryと32KBのRAM、およびI2Sインタフェースを搭載し、外部のCODECの必要性を最小限に抑えているほか、LCDなどに利用できる8bit Parallel Master Portと同社のmTouch I/Fを搭載しており、ユーザーインタフェースを簡単に構築できるとする。またMP3ファイルのデコードに向けて、21KBのFootprintのMP3 Decode Libraryも同社より提供される。

どちらのキットも69.99ドルですでに販売されている。DM320014は同社のmicrochipDIRECTより、DM320413はAppleのMFiライセンスに基づきAppleの代理店より購入が可能だ。

USB 2.0 Mini-Bコネクタ対応のオーディオミキサーの開発ボード「DM320014」

Appleの携帯機器製品対応のオーディオミキサー開発ボード「DM320413」