Alteraは、HDを超える解像度とフォーマット処理を可能にするシステム開発キットを発表した。

放送機器において、ITサーバやコスト削減技術が導入されており、高解像度、高密度チャネルビデオアプリケーションの性能要件を満たしつつ、最適化された製品の開発が求められている。同製品は、基本的なデザイン例のみを備えた一般的な放送機器用FPGA開発キットとは異なり、ファームウェアやPCI Express(PCIe)ストリーミングドライバを備え、完全なBSP(ボードサポートパッケージ)をサポートする。また、PCIeフォームファクタに準拠しており、汎用市販(COTS)および専用サーバに搭載することもできる。

開発キットは、最大8KのウルトラHD動画処理を可能にする十分なロジックリソース、I/Oバンド幅、外部メモリバンド幅を備えている。

特徴は、以下の通り。

  • 2つの28nmFPGA「Altera Stratix V」を搭載
  • 1.5Tbps以上の外部メモリスループット
  • PCIe Gen3x16のバンド幅
  • PCIe フォームファクタに準拠
  • SFP+やQSFPなど、一般的に使用されている標準を介した接続を可能にする、FPGAメザニンカード(FMC)フロントパネルを拡張
  • 高速メザニンカード(HSMC)を拡張
  • Linux/Windows 7用ドライバとビデオアプリケーションソフトウェアサンプルを備えたBSPオプションの搭載