米Googleは21日(現地時間)、「Google Play Gift Cards」の提供開始を発表した。10ドル、25ドル、50ドルの3種類を用意し、スクラッチで出てくるコードを登録するとGoogle Playアカウントに指定金額がチャージされる。アプリのほか、本や動画、音楽コンテンツの購入にも利用できるため、Googleプラットフォーム内でのコンテンツ利用促進効果が期待できる。

Google Play Gift Cards

ギフトカードは米国では非常に一般的で、大手小売りチェーンが発行するカードのほか、最近ではiTunes Storeカードのようなオンラインサービス用まで、多種多様なカードがコンビニやスーパーの店頭で購入可能になっている。

Google+でのアナウンスによれば、今後数週間内に米国ではTarget、GameStop、RadioShackの店頭で取り扱いを開始するほか、今月末にWalmart.comでの販売も開始されるという。ただしWal-Martの実際の店舗での販売のほか、ドラッグストア/コンビニエンスストア系での取り扱いについては不明。

前述のようにアプリだけでなく、音楽、映画、本、ゲームまで、さまざまなGoogle Play上のコンテンツの購入に使えるほか、例えばゲーム内でのIn-App Purchaseによるアイテム購入などにも対応する。ただし注意書きによれば、Play Storeでもアプリサブスクリプション、マガジンサブスクリプション、ハードウェア等アクセサリ系の購入には利用できないようだ。

またヘルプページによれば、Google Playのクレジット残高は最高2000ドルまでで、当面は米国のみでの利用に限定されるという。Nexus 7にみられるように、Googleはハードウェア販売での利益よりも、Amazon.comのKindle Fireのようなコンテンツ販売で利益を得るモデルに傾注しており、Google Play Gift Cardsはその試金石と呼べるものだろう。

(記事提供: AndroWire編集部)