コムスコア・ジャパンは21日、日本における携帯電話利用者の最新状況に関する2012年6月までの3カ月平均レポートを公表した。同調査では、スマートフォン利用者数や利用端末のメーカーシェア、モバイルユーザーの行動調査などが行われた。
同調査は携帯電話の包括調査データベースの「モビレンズ(comScore MobiLens)」を通じて分析したもの。毎月頻度で携帯電話契約者5,000人以上を対象に調査した。調査結果では、日本における携帯電話端末メーカー別のシェアは22.6%でシャープがトップ、スマートフォンのプラットフォームのシェアはGoogleのAndroid OSが64.1%で過半数を占め、その後にアップルが32.3%と続いた。
スマートフォン/非スマートフォン双方を含めた13歳以上の携帯電話利用者数(複数の携帯電話利用の重複者排除)について調べたところ、2012年6月までの3カ月平均データで約1億270万人。端末メーカー別で見ると、首位はシャープで全利用者のうち22.6%が使用しており、2位は13.6%でパナソニック、3位は11.8%の富士通、4位はNECの8.9%で、5位には7.9%でソニーがランクインした。
日本では全携帯電話利用者の23.5%にあたる2400万人以上がスマートフォンを利用しており、2011年の年末に比べて43%増加していた。スマホ市場におけるアンドロイドのシェアは64.1%(同年3月比+1.9%)で、アップルは32.3%で2位につけ、3.2%でマイクロソフトが3位となった。
さらにモバイルユーザーの行動を調べたところ、端末で写真を撮ったことがあるユーザーは6276万人で、全携帯電話利用者の61.1%に相当した。また、ブラウザ使用(50.8%)よりもアプリを使用する傾向にあり(54.7%)、46.9%のユーザーは他の端末にテキスト・メッセージを送信していた。3人に1人は天気情報にアクセスしており、29.9%のユーザーは端末で検索を行っている。