JRグループはこのほど、「山陰デスティネーションキャンペーン」に合わせて運行する団体専用列車やイラスト列車・観光列車について概要を発表した。同キャンペーンはJRグループ6社と鳥取・島根両県の行政および観光業者が連携して実施するもので、10月1日から12月31日まで、各地でさまざまな事業が展開される。
期間中に運行される団体列車は、「サロンカーなにわ」や381系国鉄色の特急「やくも」、「トワイライトエクスプレス」および「サンライズエクスプレス」。通常は大阪~札幌間を運行している「トワイライトエクスプレス」車両が、団体専用列車として大阪~松江・出雲市間を走行するなど、キャンペーンならではの経路で運行されるのが魅力だ。各列車とも運行日が決まっており、旅行会社から乗車ツアーが発売される。
イラスト列車はすでに3種類が運行中。山陰本線鳥取~出雲市間および因美線鳥取~智頭間には、鳥取県内で開催されている「国際まんが博」をPRする「名探偵コナンイラスト列車」が、境線米子~境港駅間では、「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターを描いた車両が、京都~鳥取・倉吉駅間を運行している「スーパーはくと」の一部車両には、鳥取県を舞台にした漫画「遥かな町へ」をラッピングした列車がそれぞれ運行している。
木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」(全車指定席)も、11月までの金曜・土曜・日曜・祝日および紅葉期間の平日に木次~備後落合駅間を1日1往復運行する予定。その他の各列車の運行予定など、詳しい情報はJR西日本のウェブサイトに掲載されている。