女優の北乃きいが23日、東京・新宿BLAZEで行われた出演舞台『サイケデリック・ペイン』の製作発表会に出席した。
前列左から、片瀬那奈、北乃きい、福士誠治、綾野剛、後列左から、森雪之丞、布袋寅泰、前川紘毅、内田朝陽、松田翔、いのうえひでのり 拡大画像を見る |
『サイケデリック・ペイン』は、作詞家・森雪之丞作の音楽と演劇を融合した"ロックオペラ"で、音楽を布袋寅泰、演出を劇団☆新感線のいのうえひでのりが手掛けている。天使と名乗るソフィ(北乃)に「世界を救うのはあなただけ」と言われたロックバンド"サイケデリック・ペイン"のヴォーカル・詩音(福士誠治)が、悪魔を崇拝する秘密結社ダークネスと対決する――というストーリーで、東京公演はサンシャイン劇場で、8月22日~9月11日、大阪公演は森ノ宮ピロティーホールで、9月22日~24日に公演予定。
会見には、北乃と福士のほか、綾野剛、片瀬那奈、内田朝陽、前川紘毅、松田翔のキャスト陣と森、布袋、いのうえが出席し、"サイケデリック・ペイン"のメンバー、福士、綾野、内田、前川、松田がテーマ曲「神様!アンタに喧嘩を売ってやる!」を生演奏で披露。布袋の前でのお披露目に「裏でかなり緊張してました……。本番は期待してほしい」(福士)、「ここに来てすぐ布袋さんを見つけてしまって……」(綾野)と恐縮し、学生時代に文化祭などで布袋の曲を演奏していたという内田、前川、松田も相当なプレッシャーだった様子。同作のために約20曲の楽曲を書き下ろした布袋は「上手いんじゃなく、格好良くないとロックじゃない。今後、どこまで光るか」と激励し、「初めは初々しかったけど、バンドらしくなってきた。音楽に点数はつけられないけど、100点に近いと思う」と称賛すると、メンバーは安堵の表情を浮かべた。
ライブ後に行われた会見で、森は「いのうえさんからは、荒唐無稽だと言われたが、"ロックオペラ"をやりたかった。劇中のライブやリハーサルなどの音楽シーンが見どころ」とPR。また、同作で初舞台に挑戦する北乃も「すっごく格好良かった!」と生ライブに感激し、「10代の頃から観てきた劇団に出れてうれしい。緊張するけど、本番は楽しみです」と意気込みを語ったが、「布袋さんとBOOWYが同じ人って知らなかった……。すみません!」と本人の前でポロリ。布袋は北乃の告白に苦笑いしながらも「キャストのイメージを踏まえて楽曲を製作したので、本番でどう膨らんでいくのか楽しみ。みなさんの新しい挑戦なので、心に残る舞台になると思う」と同舞台に期待を寄せていた。