マカフィーは30日、個人ユーザーでのPCにおけるセキュリティソフトのインストール数の調査を行い、国別の調査結果として発表した。
調査は、2011年1月から11月にかけて24カ国を対象に行われたもの。同社の無料PCセキュリティ診断ツール「マカフィー セキュリティ スキャン プラス」の個人ユーザーのPCから任意に提出されるスキャンデータ(毎月平均2,700万台から2,800万台/対応OSはWindowsのみ)をもとに分析している。
同社の調査によると、全対象ユーザーの83%が基本的なセキュリティ対策(ウイルス対策、スパイウェア対策、ファイアウォールテクノロジー)を実施しているが、調査対象PCの17%は、ウイルス対策ソフトをインストールしていないか、期限が切れている。国別ではフィンランドが最も高く、90.3%が基本的なセキュリティ対策を実施しており、もっとも低い国がシンガポールの78.25%となった。日本は80.65%で調査対象国の中では米国と並び下から4番目となる。
また、ウイルス対策ソフトをインストールしていない個人ユーザーの割合ではスペインの16.325%に次ぐ、13.2%となる。同社Web上には、調査結果の詳細と考察が掲載してある。同社では、今回のような調査は初めての実施となり、個人ユーザーのセキュリティ対策動向を正確に反映していると考えられる、としている。
今回の調査対象国
日本、オーストラリア、中国、インド、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、イギリス、ブラジル、メキシコ、カナダ、アメリカ
