米Facebookは5月24日(現地時間)、同社のソーシャルネットワーキングサービスの写真共有機能と連係するiPhone用カメラアプリ「Facebook Camera」をリリースした。動作環境はiOS 4.3以上で、iPhone 4S/4/3GS、iPod touch(第4世代)、iPadなどにインストールできる。米国で提供開始になった時点では英語版のみで、日本のApp Storeでは配信されていない。

Facebook CameraはFacebookの公式アプリに似ているが、同社の写真サービスに絞り込んだモバイルアプリだ。フィード機能によって友だちが共有した写真を一カ所(ホーム画面)で閲覧でき、いいね!やコメントを追加できる。ユーザー自身がFacebookにアップロードした写真へのアクセスも可能だ。

友だちが共有した写真をホーム画面ですばやくチェック

写真の加工・共有機能も充実している。Facebookは4月にモバイル向け写真サービスを提供する米Instagramの買収を発表したが、Facebook CameraはInstagramのようにフィルターを使って簡単に写真を加工できる機能を備える。フィルターは、Cool、Emerald、Bright、Boost、Neonなど14種類。Cameraを通じて撮影した写真のほか、カメラロール内の写真(アクセスには位置情報サービスを有効にする必要あり)も加工でき、完成した写真は複数をまとめて投稿できる。位置情報の追加やタグ付け、公開範囲の設定も可能だ。

フィルターを選択するだけで、簡単に写真を加工

画像クロッピング

複数の写真を選択して、まとめて投稿