オーシャンブリッジは、同社の高速・多機能ビューア「Brava Enterprise(ブラバ エンタープライズ)」がブリヂストンのタイヤ設計システムのビューアに採用されたことを発表した。既存システムを変えずにコストを3分の1に削減し、セキュリティ強化を実現したという。
ブリヂストンでは、グループ全体でPCのOSをWindows XPから7へ全面的にバージョンアップすることを決定。コストメリットが高く、よりセキュリティの高いビューア製品への切り替えを検討していた。選定における必須条件は、CADデータをHPGL形式のファイルで管理しているため「HPGL形式への対応」、自社の「CADシステムとの連携」の2点。加えて、「機能を絞り、コストを抑えつつ、十分なセキュリティ対策がなされていること」だった。
以上の条件をすべて満たすということで採用されたのが、同社のビューア。すでにブリヂストン タイヤ部門の数百名の設計技術者が使用する、CADビューアで同ビューアーが利用されている。
同ビューアは、文書、画像、CAD図面といったさまざまな形式のファイルに対応した多機能ビューアソフト。ファイルの高速表示、持出制御や印刷制御などのセキュリティの確保、2つのファイルの差分比較、表示ファイルへの朱書きや墨消しなど、さまざまな機能を搭載している。文書・図面管理システムやECM、ワークフローシステム、SharePointなどに組み込める「Brava Enterprise」、クライアントPCごとにインストールして使用する「Brava Desktop」があり、用途に応じた使用が可能だ。
今回の導入事例は、オーシャンブリッジのサイトで公開されている。
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