ブリヂストンはこのほど、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する男女に対してタイヤの安全に関する調査を実施し、その結果を発表した。

同社は、2011年3月1日に創立80周年を迎えたことと、日本自動車タイヤ協会(JATMA)などが推進する「タイヤの日」が4月8日であることにあわせ、毎月8日を「ブリヂストン タイヤセーフティーの日」に設定し、2011年3月から2012年2月までの1年間、毎月タイヤの安全に関する情報を発信している。今回の調査は、8月19日~21日の期間に、全国の18~69歳のドライバー1,000人(男女各500人)を対象にインターネット上で実施したもの。

同調査で、タイヤの「空気圧」がクルマの燃費を左右することを知っているか尋ねたところ、93%が「知っている」と回答。それに対して、自分が運転するクルマの適正「空気圧」を知っているドライバーは50%にとどまった。また、タイヤの適正「空気圧」がどこに表示されているかを知っているドライバーは58%だった。

タイヤの適正空気圧を知らないドライバーは約5割、タイヤの適正空気圧がどこに表示されているかわからない人は約4割となっている(ブリヂストン調べ)

同社によると、クルマ本来の燃費を発揮させるためには、タイヤの「空気圧」を適正に設定する必要がある。タイヤの「空気圧」が不適正な場合、クルマの操縦安定性低下やタイヤの偏摩耗の発生、あるいはタイヤ寿命が短くなるなど、安全性と経済性の両方に影響を及ぼす可能性があるという。

クルマの部品の中で路面と唯一接しているタイヤは、主に空気とその圧力によりクルマを支えており、タイヤの「空気圧」が適正に保たれていなければ、クルマ本来の性能に影響を与えかねない。同社は、安心、安全、低燃費ドライブの実現のためにも、タイヤの空気圧点検を推奨している。