富士通は8日、個人向けPC2012年の夏モデルとして、液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH」シリーズの新モデル4機種を発表した。約5秒でテレビを視聴できるクイックテレビを搭載。21.5型モデルでは新筐体を採用。画面サイズがアップしながら、コンパクトな本体サイズとなっている。5月17日より販売を開始する。

「ESPRIMO FH」シリーズは、テレビ機能を搭載した液晶一体型PC。全モデルで継ぎ目のないフルフラットファインパネルのIPS液晶を採用する。23型モデルは全機種で「クイックテレビ」を搭載。従来モデルと同様にONKYOマイスター認定のスピーカーを継続採用する。21.5型モデルは新筐体を採用。画面サイズが20型から21.5型にサイズアップしている。

23型ワイド液晶搭載モデル

LIFEBOOK FH98/HM

23型ワイド液晶搭載機は、3D表示に対応した「FH98/HM」と3D非対応「FH77/HD」の2機種で展開。第3世代のIntel Coreプロセッサを搭載。従来モデルに引き続き、ONKYOマイスター認定の高音質スピーカーと「DTS Ultra PC II Plus」を採用する。店頭予想価格は、「FH98/HM」が250,000円前後、「FH77/HD」が230,000円前後。「FH77/HD」には3色のカラーバリエーションが用意される。

主な仕様は共通で、CPUがIntel Core i7-3610QM(2.30GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリが8GB(4GB×2、最大16GB)、光学ドライブがBDXL対応Blu-ray Discドライブ、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。ストレージは、「FH98/HM」が約3TB SATA HDD、「FH77/HD」が約2TB SATA HDD。

LIFEBOOK FH77/HD

インタフェースは、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、USB 3.0×3(うち1つは電源オフUSB充電機能付き)、USB 2.0×3、HDMI入力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、3波対応デジタルテレビチューナー×2、HD対応Webカメラ(約92万画素)、ナノイー発生ユニットなど。サイズはW565×D234×H435mm。重量は、「FH98/HM」が約10.4kg、「FH77/HD」が約10.9kg。

21.5型ワイド液晶搭載モデル

21.5型ワイド液晶搭載機は新筐体を採用。画面がサイズアップしながらコンパクトなボディとなっている。21.5型モデルは上位モデル「FH56/HD」で、テレビ機能が大きく向上。約5秒でテレビが視聴できるクイックテレビをはじめとして、フルHDのIPS液晶ディスプレイや高画質エンジン「Dixelエンジン2」を搭載。店頭想定価格は、上位モデル「FH56/HD」が210,000円半ば。エントリーモデル「FH54/HT」が160,000円半ば。

LIFEBOOK FH56/HD

「FH56/HD」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-3610QM(2.30GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリが8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージは約2TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応Blu-ray Discドライブ、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。

インタフェースは、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、USB 3.0×3(うち1つは電源オフUSB充電機能付き)、USB 2.0×3、HDMI入力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、3波対応デジタルテレビチューナー×2、HD対応Webカメラ(約92万画素)、ナノイー発生ユニットなど。サイズはW518×D175-306×H410-358mm。重量は、「FH56/HD」が約6.9kg、「FH54/HT」が約6.8kg。

LIFEBOOK FH54/HT

「FH54/ET」ではCPUがIntel Core i3-2350M(2.30GHz)になるほか。メモリが4GB、HDD容量が1TBとなり、テレビ機能が地上デジタルチューナー1基のみとなる。