Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2012年4月のデスクトップブラウザシェアが発表された。1月から続いているIEの成長は4月においても変わらず、今年に入ってシェアを落としていたChromeもシェアを回復させている。Firefoxは長期的なシェアの下落に歯止めがかかっていない状態で、来月には20%をきる可能性も出てきた。

2012年4月ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2012年4月ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2012年4月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2012年4月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE 54.09% 上昇傾向
2 Firefox 20.20% 下落傾向
3 Chrome 18.85% 上昇に転じる
4 Safari 4.81% 微減
5 Opera 1.63% 微増
順位 短周期一括型バージョン別ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE8 26.22% 28ヵ月連続1位。上昇に転じる
2 Chrome+ 18.85% 微増
3 Firefox 4+ 16.63% 微増
4 IE9 15.91% 上昇傾向
5 IE6 7.11% 微増
6 IE7 4.14% 下落傾向
7 Safari 5.x 4.42% 微減
8 Firefox 3.x 3.35% 下落傾向
9 Opera 11.x 1.43%

3月に大幅にシェアを落としたIE8だったが、4月では若干回復している。IE9は先月の急激な伸びに比べて鈍化したものの、強い成長傾向にあることに違いはない。このまま成長路線を維持した場合、下落傾向にあるFirefox 4+のシェアを抜くことになる。IE7及びIE6は去年からシェアを落としてきていたが、IE6は今年に入ってシェアの下落が止まっている。これは、IE6を使用しなければならない一定数のユーザがいるためではないかと思われる。

Firefoxに関しては、Firefox 11やFirefox 12が急激にシェアを伸ばしているもののその他のバージョンが下落しており、全体として下落傾向となっている。Firefox 12に自動アップデート機能が搭載されたことで今後リリースされるFirefoxに移行しやすくなる。また、実施されるかはまだわからないがFirefox 3.6の自動アップグレードも検討されており、Firefoxのシェアがどう変わるか注目される。