俳優の三浦春馬、女優の大地真央らが7日、東京・赤坂ACTシアターで舞台『海盗セブン』の公開稽古を行った。

前列左から、岸谷五朗、大地真央、三浦春馬、寺脇康文、後列左から、森公美子、小野武彦、施鐘泰(JONTE) 拡大画像を見る

『海盗セブン』は、岸谷五朗・寺脇康文が主宰する演劇ユニット"地球ゴージャス"の12回目となる公演で、岸谷、寺脇に加え、ゲスト出演の三浦、大地、森公美子、施鐘泰(JONTE)、小野武彦が、歌と踊りと笑いに満ちた舞台を繰り広げる冒険活劇。7つの海を盗み出し、生きた伝説とされる7人の大怪盗"海盗セブン"。彼らのもとに謎の男から招待状が届き、初めて一堂に会した"海盗セブン"へのとんでもない依頼とは――というストーリーで、公演中の赤坂ACTシアターのほか、名古屋、新潟、福岡、大阪で順次公演予定。

稽古前に、報道陣の取材に応じた出演者たちは、豪華な舞台衣装で登場。作・演出の岸谷は、「総勢37名の演者で一生懸命作ってきた。みんなに元気を届けたい」と意気込み、大地との共演について「一緒に稽古していて、大地さんの持ってる華やかさを実感しました」と語ると、大地は「みなさん、ハイレベルで良い刺激を受けてます。ゴージャスな舞台で本当にわくわくする」とニッコリ。岸谷に「大地さんと同じ舞台に立つとは思えないでしょ?」と冴えないスーツ姿をいじられていた寺脇は、「我々の役割は楽しませること。遊園地みたいな芝居を楽しんで!」とアピールした。

また、"地球ゴージャス"の舞台出演は2度目となる三浦は「すごく気合が入ってます。こんなに動けるんだぞっていう新境地の三浦春馬をお見せできると思う」と気合十分。共演者たちに、「こんなに踊れるの!?って思いました」(大地)、「歌がすごいんですよ!」(森)、「三浦くんの演技に毎回泣かされました」(小野)と口ぐちに称賛されると、「めっちゃうれしい!」と喜び、「みなさんに支えてもらってるので、やってやるぜっていう気持ちになります」と気を引き締めた。また、東日本大震災から一年後となる11日の公演の収益の一部を被災地に寄付する予定で、岸谷は「震災があったからこの公演を製作した。俳優にできることはみんなに心の元気を与えること。是非、劇場に観に来てほしい」と心境を語った。