約3年ぶりとなるニュー・アルバム『レッキング・ボール』を3月21日にリリースするブルース (C)BANG Media International

ブルース・スプリングスティーンが、3月21日にリリースする新作『レッキング・ボール』には、近年の景気低下や経済問題が背景にあり「批判と怒りの愛国心」が詰まった作品になると話している。

「1930年代、1800年代にも同じようなことが起こったっていう歴史的背景も今回のアルバムに取り入れようとしたんだ。景気の低下は何度も何度も起こっているからね。でも、それに対する責任は何も追求されていない」とブルースはキャンベラ・タイムズ紙に語り、新作では、経済難から生まれる無職やホームレスの人々に対する公平さの欠如にも焦点を当てていると説明している。「俺はいつだってアメリカの現実と、アメリカンドリームの間にある距離に自分を捧げてきたんだ」

そして、彼の音楽にこめられる"愛国心"については「俺の音楽の根本には愛国心というものがあるけど、たいてい批判的で懐疑的な怒りに満ちた愛国心ってやつなんだよ」と語っている。

(BANG Media International)

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