The Easiest Way To Try Out OpenStack.

The OpenStack Core Projectsはブログにて「TryStack.org — A Sandbox for OpenStack!」と題して、OpenStackを使ってサンドボックス環境を構築できる無料のクラウドサービスを発表した。OpenStackは、NASA(米国航空宇宙局)とRackspace Cloudによって開発されたlaas型クラウド構築基盤ソフトウェア。Pythonで開発されており、Apache Licenseを採用している。

公開されたサイトはTryStack.orgと名付けられており、Dell、NTT PF Labs、Rackspace、Cisco、Equinix、HP Cloud Servicesからサポートを受けて運用されている。TryStack.orgを利用することで、開発者はソフトウェアのテストに必要なサンドボックス環境を簡単に素早く構築できるとしている。現在、Equinixがデータセンターのスペースを提供しており、Dellがサーバを提供している。また、今後Hewlett-Packardが別のデータセンターを提供することも計画されているという。

TryStack.orgでは156のコア、1040GBのメモリ、59.1TBのディスクストレージのサンドボックス環境をセットアップできる。ただし、作成したサンドボックス環境は24時間で消えるようになっており、利用するにはFacebook内にあるTryStackグループに参加してアカウントを取得する必要がある。また、TryStack.orgはあくまでサンドボックスとしてのテスト環境を対象としており、プロダクトレベルでの利用は承諾していないとしている。