ジャストシステムは15日、セキュリティソフト「JUSTインターネットセキュリティ」を発表した。ソフトは広告などが表示される無償版と、月額315円で広告が表示されず、電話やメールでのサポートを受けられる有償版とがある。同社Webサイトからダウンロードできる。対応OSは、Windows XP(SP3 32ビット対応) / Vista(SP2 32/64ビット対応) / 7(32/64ビット対応)。

「JUSTインターネットセキュリティ」は、アンチウイルス機能以外にも外部進入を防ぐファイアウォール、フィッシング対策や個人情報保護、ゲームモードなどを備える総合セキュリティソフトとなり、無償版では初期費用や更新料も無料となるが、広告が表示される。月額315円の有償版では、広告が表示されずに電話やメールによるサポート(365日対応)が可能になる。

ユーザーインタフェースは「スキャン」と「更新」の大きなボタンが特徴的なシンプルなもので、スキャンでは「クイックスキャン」と「完全スキャン」、「カスタムスキャン」から必要に応じて選択できる。クイックスキャンでは、ウイルスが感染しやすいWindowsシステムファイル、マイドキュメント以下のみを迅速にスキャン。完全スキャンではすべてのフォルダ、ファイルが対象となる。カスタムスキャンでは、スキャン速度を自動、低速、中速、高速から選んだり、圧縮ファイルの対象/非対称、フォルダやファイルの種類なども選択できる。

ホーム画面

警告画面

スキャン画面

リアルタイム保護では、ブラウザを通じて侵入しようとするウイルスの監視、システム内で実行中のプロセスの監視(64ビット環境では非対応)やUSBメモリ、メールなども保護の対象となる。ファイアーウォール機能では、IPルール設定やゲートウェイのIPアドレスとMacアドレスをペアにすることで盗聴やなりすましを防止するARPスプーフィング保護、アクセス禁止URLの登録、個人情報保護機能なども搭載している。

ウイルス定義ファイルは、自動更新のほか、日時の指定、ホーム画面での更新ボタンなどユーザーが任意に選択できるほか、定義ファイルのバックアップ機能を持っており、更新によりPCが正しく動作しなかった場合には1つ前のウイルス定義に戻すことも可能になる。また、拡張機能と呼ばれるセクターには、メモリ上にあるトロイの木馬のスキャン、ルートキットを探し出すルートキットスキャン(64ビット環境では非対応)なども備わる。

リアルタイム保護

ウイルス定義ファイルの確認