Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

GoogleはChromeのDevチャンネルおよびCanaryチャンネルに、次世代JavaScriptの実装を追加したと発表した。次世代JavaScriptは2013年末にはリリースされると見られている。リリースまで、あと2年弱ほどあるが、この新機能がいち早くChromeで試せるようになったことは注目に値する。

今回実装された新機能を試すにはChrome DevチャンネルまたはCanaryチャンネルを起動し、「chrome://flags」から「Experimental JavaScript features」の機能を有効にする必要がある。このため実用的に利用できるものではないが、試験目的で利用するには十分な環境が登場したと言える。

次世代のJavaScriptに関する議論は当初、よりオブジェクト指向的な要素を取り込み現在のJavaScriptから比較的変更が大きいものにするか、または現在のJavaScriptの機能をベースに拡張する内容にするかで意見が別れていた。最終的に現在のJavaScriptをベースに、いくらか先進的な機能も導入することで合意に達し、現在に至っている。次のバージョンのJavaScriptは現在のバージョンよりも大規模アプリ開発に向いているとみられている。