電話インタビューでセリーヌ・ディオンはホイットニー・ヒューストンの死を悼んだ

2月11日に48歳で死去したホイットニー・ヒューストン。検視局による死因の特定は中毒テストの結果次第となっているが、米国時間13日朝に放送された「Good Morning America」に歌手のセリーヌ・ディオンが電話インタビューに応え、ヒューストンの死は薬物乱用によるものだと語った。

「ホイットニーは私にとってすばらしい発想の源だった。ドラッグと、彼女をとりまく悪い人間関係、それによる悪影響が彼女の夢と母性を奪い去ってしまったの。エルヴィス・プレスリー、マリリン・モンロー、マイケル・ジャクソン、エイミー・ワインハウス……。この人たちの死には薬物がまとわりついているわ。ホイットニーだってそうよ。愛情も、ファンも、家族も、母性も、彼女はすべてを持っていた。でも、ドラッグがそのすべてを破壊してしまったのよ」と断言した。

さらに続けて「私は本当に怖いわ。ショービジネスが怖い。ドラッグが怖い。人の集まりが怖い。だから私はパーティをしないし、人とむやみにつるんだりしない。ショービジネスに取り込まれてもいない。私たちはこういうものを恐れなければいけないの」と、一見華やかなショービジネスの世界を暗に批判しながら、切々と語った。

ヒューストンには元夫であるボビー・ブラウンとの間にボビー・クリスティーナという18歳の娘がいる。自身も3人の子の母親であるディオンはこのことにも触れ、「彼女には家族があったのよ。それ以上、何が必要だったというの? 家族、愛、母であるということ……これに勝るものなんてないでしょう? ステージに立つために薬を飲み、起きるために薬を飲み、寝るためにも薬を飲み……。不幸としか言いようがないわ」と、愛すべき家族を持ちながらドラッグに手を染めてしまったヒューストンの不運を嘆いた。

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