米Googleは2月9日(現地時間)、Googleバーの新デザイン提供開始を発表した。
Googleはシンプルさを維持しながら、同社の様々なサービスにアクセスしやすく、ユーザーが全てのサービスで同様に直観的な利用体験を得られるように、昨年6月からGoogleバーの改良の試行錯誤を重ねていた。現在のGoogleバーには、Googleロゴと検索ボックス、Google+通知だけが並び、サービスの切り替えはGoogleロゴからドロップダウン・メニューを引き出して行う。極めてシンプルなデザインを実現しているが、ドロップダウン・メニューが消えた状態でナビゲーションに戸惑うユーザーが多かった。
そこで今回のアップデートでは、Googleロゴからのドロップダウン・メニューを廃止し、サービスへのリンクを備えたダークグレーのバーが常に表示される2段構成のデザインに戻した。ただしGoogle+通知は以前のようにダークグレーのバーに入れずに、検索ボックスの横に配置している。見た目は煩雑になったが、統合検索ボックスや、Googleサービス全体を通じたGoogle+通知の提供など、昨年11月のデザイン変更の機能も維持されており、以前の2段構成のGoogleバーよりもシンプルな操作性を実現している。
Googleロゴからドロップダウン・メニューを出してサービスを切り替える、これまでのGoogleバー |
サービスリンクのバー(ダークグレー)が常に表示される最新のGoogleバー |
新しいGoogleバーは数週間をかけて、すべてのGoogleユーザーにロールアウトされる。