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Firefoxの使用メモリを削減する取り組みの第33週目の報告が「MemShrink progress, week 33」として公開された。Firefoxの「about:memory」で表示されるメモリの使用状況を表現するツリーはこれまではすべて展開された状態になっていたが、今週のFirefox 12ナイトリーからは畳み込むことができるように機能が拡張されている。モニタリングしたい項目だけをチェックしやすくなり便利になったといえる。
また、これまで未分類ヒープ(heap-unclassified)に分類されていたメモリ使用領域のうち、スタイルシートに関するメモリが「style-sheets」として分類されるようになった。これは残りの未分類ヒープのうちもっとも大きな塊のひとつであっただけに、正体不明メモリ使用のかなりの部分が明確になったことになる。
Firefoxではこれまで用途不明なメモリ領域を「ダークマター」と揶揄してきた。MemShrinkの取り組みが開始されてからダークマターの詳細が徐々に明らかになり、不明なメモリ使用の領域がかなり減ってきている。どの用途にメモリが使われているかを知ることは、メモリ使用量削減の第一ステップであり、ダークマターを完全に解明することはメモリ使用量の削減に大きく貢献することになる。