Intelは新型SSD「Intel SSD 520」を発表した。従来製品のIntel SSD 510から、コントローラチップを変更し転送速度はリード時で最大550MB/secとされる、同時に最新の25nmプロセスで製造されたMLC NANDフラッシュメモリを採用している。容量ラインナップと参考価格は60GBモデルが149米ドル、120GBモデルが229米ドル、180GBモデルが369米ドル、240GBモデルが509米ドル、480GBモデルが999米ドル。

「Intel SSD 520シリーズ」

Intel SSD 520は、2.5インチサイズのパッケージで、通常モデルは9.5mm厚だが、120GB~240GBモデルにはより薄い7mm厚のモデルも投入される。インタフェースは6GbpsのSerial ATA 3.0に対応しており、同社が公表した転送速度は、リードが最大550MB/sec(全モデル)、ライトが最大520GB/sec(180GBモデル以上)と、転送速度で従来製品のIntel SSD 510を大きく上回る。また、ランダム4K時のIOPSはリードが最大50,000IOPS、ライトが最大60,000IOPSとされる。コントローラチップはSandForce 2281。

実機ベンチマーク記事はこちら

・【レビュー】「Intel SSD 520」を試す - 新コントローラと25nm NAND採用で高速化
http://news.mynavi.jp/articles/2012/02/07/i520/
■スペック比較表
ブランド名 Intel SSD 520 Intel SSD 510
容量(GB) 60 120 180 240 480 120 250
インタフェース Serial ATA 3.0 6Gbps
リード最大(MB/sec) 550 400 500
ライト最大(MB/sec) 475 500 520 265
非圧縮時リード(MB/sec) 430 550
非圧縮時ライト(MB/sec) 80 150 170 235 275
ランダム4KBリード最大(IOPS) 15000 25000 50000 20000
ランダム4KBライト最大(IOPS) 23000 40000 60000 42000 8000
平均故障間隔MTBF(万時間) 120
最大消費電力(mW) 850 380
アイドル時消費電力(mW) 600 100
コントローラチップ SandForce SF-2281VB1-SDC Marvell 88SS9174-BKK2
NANDチップ型番 29F16B08CCME2 29F16B08JAMDD
NAND製造プロセス 25nm MLC 34nm MLC