NECは1月18日、小型軽量のオフィス向けページプリンタ「MultiWriter el」シリーズとして、ネットワークインターフェイスの搭載やカラープリンタの機能を向上した「MultiWriter 5650C」と、複合機などの機能を追加した「MultiWriter 5650F」「MultiWriter 5100F」を発表した。発売は2月1日からで、いずれも出荷開始時期は2月21日の予定。価格はオープン。想定価格は「MultiWriter 5650C」が69,800円、カラー複合機モデル「MultiWriter 5650F」が109,800円、モノクロ複合機モデル「MultiWriter 5100F」が44,800円。

「MultiWriter 5650C」

「MultiWriter 5650F」

「MultiWriter 5100F」

「MultiWiter el」シリーズは、「Economy & Light」をコンセプトとし、「小型で低価格の電子写真プリンタを導入したい」「インクジェットプリンタから置き換えたい」というユーザーニーズに対応する製品。

今回の製品はその第2弾として、「ネットワークに接続してプリンタを共有したい」「ビジネス用途に適した印刷画質と、FAX等の機能を備えた小型プリンタが欲しい」というニーズに応えた製品となっているという。

「MultiWriter 5650C」は、elシリーズで初めて、有線LAN、無線LANの接続インターフェースを搭載。プリンタの共有が容易にできるようになった。また、ネットワークを通じて、スマートフォンやタブレットで見ている画像や写真、Webページを印刷することが可能となった。

さらに印刷速度がカラー12ページ/分、モノクロ15ページ/分と従来機種のカラー10ページ/分、モノクロ12ページ/分から向上した。

解像度は1,200×2,400dpi。消費電力は最大790W、節電モード時5W、平均310W。インタフェースはUSB 2.0。サイズ・重量は、W394×D304×H234mm、重量は10.6kg。

「MultiWriter 5650F」は、「MultiWriter 5650C」の機能に加えて、FAX・コピー・スキャンのといった機能を搭載した複合機モデル。通常の印刷機能のほかに、スマートフォンとタブレットに専用アプリをインストールし、スキャンした原稿を無線LANで送付、モバイル端末で印刷物の閲覧ができる。

解像度は読み取り時600×600dpi、書き込み時600×600dpi(標準)/1,200×2,400dpi(高解像度)。消費電力は最大780W、節電モード時6W、待機時53W。インタフェースはUSB 2.0。サイズ・重量は、W410×D389×H338mm、重量は15.0kg。

「MultiWriter 5100F」は、2011年8月に発表したモノクロプリンタ「MultiWriter 5100」に複合機機能と有線LAN、無線LANの接続インターフェースを搭載した製品。解像度は読み取り時600×600dpi、書き込み時600×600dpi(標準)/1,200×1,200dpi(高解像度)。消費電力は最大950W、節電モード時3.5W、待機時58W。インタフェースはUSB 2.0。サイズ・重量は、W410×D389×H318mm、重量は9.9kg。