電通総研は11月24日、「生活者が選ぶ2011年の話題注目商品ランキング」を発表した。同ランキングは、約130の候補商品・サービスに関してアンケート調査から求めた「認知度」、「関心度」、「話題度」を合計したもの。

今年の第1位は、昨年に続き、スマートフォンが第1位となった。これに、「LED電球」「東京スカイツリー」「なでしこジャパン」「AKB48」が続く。同社は今年の傾向について、「スマートフォン・タブレット端末・ソーシャルメディアなどの『新しい情報ツール』、震災を背景に需要が高まった節電関連商品やエコカーなどの『省エネや環境にやさしい商品』、東京スカイツリー・なでしこジャパン・AKB46などの『日本人を元気にした現象や人々』が目立った」とコメントしている。

生活者が選ぶ2011年の話題注目商品ベスト30

2011年順位 商品 2010年順位
第1位 スマートフォン 第1位
第2位 LED電球 第10位
第3位 東京スカイツリー 第7位
第4位 なでしこジャパン
第5位 AKB48 第18位
第6位 芦田愛菜
第7位 ハイブリッドカー 第16位
第8位 防災グッズ・備蓄食
第9位 扇風機
第10位 地デジ対応大画面薄型テレビ 第4位
第11位 食べるラー油 第3位
第12位 節電家電
第13位 レディー・ガガ
第14位 ホームベーカリー
第15位 タブレット型情報端末 第19位
第16位 ご当地B級グルメ 第11位
第17位 スティーブ・ジョブズ
第18位 Twitterなどのミニブログ 第2位
第19位 電気自動車 第30位
第20位 K-POP(少女時代、KARAなど) 第62位
第21位 自動ロボット掃除機
第22位 円高還元 第24位
第23位 ブルーレイディスクレコーダー
第24位 3Dの映画・ゲーム・PC・テレビなど 第15位
第25位 国内ファストファッション 第13位
第26位 エコポイント・エコ減税関連商品 第8位
第27位 FacebookなどのSNS
第28位 ガソリン低燃費車(第3のエコカー)
第29位 アルコールゼロの酒風味飲料
第30位 冷感・涼感グッズ

また、同社は毎年年末に翌年の社会や消費を予測するキーワードを発表しているが、2012年は、生活者の中で企業や社会と共に「価値・基準・ライフスタイル」の新基準や新スタイルを創ろうとする動きが一層強まると分析しており、そのような生活者を「共創型生活者」と命名したとしている。