米Texas Instruments(TI)は、医療用画像処理アプリケーション向けに8チャネル内蔵、80MSPSの14ビットA/Dコンバータとして「ADS5294」を発表した。

同製品は、5MHzの入力信号時に75.5dBFSとクラス最高のSNR(信号-雑音比)および、最高80MSPSのサンプリングレートを提供し、高い電力効率およびコスト効率を実現する。

また、最高80MSPSのサンプリングレート時に77mW/チャネルの消費電力特性を提供する他、デジタル処理ブロック、低周波ノイズ抑圧モードおよび、プログラマブルの入出力マッピング機能を内蔵しており、これらにより、小さな基板実装面積に多くの機能を搭載できるため、コンパクトな医療用画像処理システムを実現できる。医療用画像処理システムの他は、レーダー、通信、テスタ・計測およびその他のマルチチャネルのデータ・アクイジション・アプリケーションへの展開も期待できる。

すでに同製品は12mm角の80ピンQFNパッケージで供給中。1,000個受注時の単価(参考価格)は84ドルとなっている。なお、EVM(評価モジュール)として、「ADS5294 EVM」を参考価格299ドルで供給する他、プリント基板のインテグリティ要件の検証に役立つIBISモデルも供給中である。

なお、同社では、8チャネル内蔵、80MSPS、12ビット A/Dコンバータ「ADS5292」も今後発表する予定。

TIの医療用画像処理アプリケーション向け14ビットA/Dコンバータ「ADS5294」の製品写真