横浜市は11日、舞岡公園(戸塚区)を管理している指定管理者である「舞岡公園田園・小谷戸の里管理運営委員会」から、乾シイタケの検査に引き続き、自主事業で販売などをしている「草木灰」について、民間検査機関に依頼したところ、2,651Bq/kgの放射性セシウム(セシウム134+137)が測定されたとの報告を受けたと発表した。
横浜市によると、この「草木灰」は10月上旬から下旬に古民家のかまどにおいてできたもので、堆肥に混ぜていたほか(畑へは未使用)、来園者への販売も行っていた。
「草木灰」の販売に際しては、活用方法は特に表示していないが、肥料として活用されることが考えられ、今回の測定値は国が定めた肥料の暫定許容値(400Bq/kg)を上回る。
横浜市が市内の公園指定管理者に確認したところ、草木灰を活用しているのが8公園、うち販売は舞岡公園と都筑中央公園(都筑区)だった。横浜市では、今後の活用や販売について、安全が確認されるまで自粛するよう連絡したという。また、指定管理者の掲示板やホームページで周知し、回収を呼びかけていくとしている。