Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2011年10月のモバイル/タブレット版Webブラウザシェアが発表された。10月のモバイル版Webブラウザシェアは9月のシェアから大きく変化している。SafariとAndroidブラウザが大幅にシェアを伸ばし、それ以外のWebブラウザが大きくシェアを減らしている。10月はiPhone 4Sの販売やiOS 5の登場があったことが、この劇的なシェア変化の原因ではないかと見られる。

2011年10月モバイル/タブレット版Webブラウザシェア - Net Applications報告

2011年10月バージョン別モバイル/タブレット版Webブラウザシェア - Net Applications報告

2011年10月モバイル/タブレット版Webブラウザシェア - Net Applications報告

2011年10月バージョン別モバイル/タブレット版Webブラウザシェア - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 Safari 62.03% 強く増加。成長傾向
2 Android Browser 18.60% 強く増加。成長傾向。3位から2位へ。
2 Opera Mini 13.09% かなり大幅に減少。減少傾向。2位から3位へ。
4 Symbian 2.55% 大きく減少。減少傾向
5 BlackBerry 2.03% 下落傾向
6 Opera Mobile 0.49% 減少傾向
順位 バージョン別Webブラウザ シェア 推移 備考
1 Safari 5.0 46.16% 下落傾向へ転じる。5.1への転向と見られる。
2 Android Browser 4.0 18.04% 大きく増加。成長傾向
3 Safari 5.1 8.70% iOS5の影響と見られる。
4 Safari 4.0 5.93% 3位から4位へ下落。減少傾向
5 Opera Mini 4.2 4.78% 4位から5位へ下落。減少傾向
6 Symbian 2.55% 減少傾向
7 Opera Mini 4.1 2.49% 5位から7位へ下落。減少傾向
8 Opera Mini 5.1 2.48% 7位から8位へ下落。減少傾向
9 BlackBerry 2.03% 8位から9位へ下落。減少傾向
10 Opera Mini 4.3 1.15% 9位から10位へ下落。減少傾向

モバイル版Webブラウザのシェアはスマートフォンやタブレットデバイスの販売時期と密接な関係がある。2011年10月はiPhone 4Sの販売が開始された時期と一致し、iPhone 4Sに搭載されているSafari 5.1のシェアが劇的に増えていることを確認できる。すでに過半数のシェアを獲得し支配的なポジションにあるSafariが、さらにシェアを増やして揺るぎない位置を確保しつつある。

シェアの上ではSafariに大きく離されるが、AndroidのWebブラウザがシェアを大きく増やした点も注目される。この2つのWebブラウザ以外は軒並みシェアを減らしており、同様の傾向が続けばモバイルデバイスにおけるWebブラウザシェアはSafariとAndroidブラウザが独占的な立場になるものと見られる。AppleとGoogleのブラウザがシェアを増やす傾向はここ数ヶ月のデスクトップ版Webブラウザの動向とも一致する。