ヤマハは8日、iPod用のドックを備えたマイクロコンポ「MCR-332」を発表した。発売は10月中旬で、価格はオープン。推定市場価格は37,000円となっている。

「MCR-332」

同じくiPodなどの接続に対応していた「MCR-330」の後継モデル。「iPhone」や「iPad」も接続可能で、上面にはiPodとiPhoneを設置できるドックを備えるほか、USB経由でデジタル接続することもできる。オーディオプレイヤーや、USBメモリ内に保存した音楽ファイルも再生可能だ。入力端子はiPod用ドック、USBポートをそれぞれ1基備えるほか、3.5mmステレオミニジャックを1基装備。出力端子はスピーカー出力、サブウーファー出力、ヘッドホン出力をそれぞれ1基備えている。

USBメモリ内の音楽ファイルも再生可能

なお、デジタル転送されたデータの変換には、ウォルフソン製のD/Aコンバーターが用いられている。合わせてヤマハ独自のデジタルアンプを採用することで、ナチュラルな音質を実現。さらに、デジタルノイズによる影響を最小限に抑えるように回路設計の工夫もなされている。

スピーカーは2ウェイ・バスレフ型で、2.5cmバランスドーム型ツイーターと、新開発の11cmコーン型ウーファーを搭載し、厚みのある音が楽しめる。また、振動を抑えるために、同社独自のVCCSテクノロジーと三点支持脚を採用し、音の濁りを抑制。クリアで伸びのある中高音域の再生を可能にした。

音源としては、前述のiPodやオーディオプレイヤーのほか、CDも利用可能。また、FM(76.0~90.0MHz)/AM(531~1,629kHz)両対応のラジオチューナーも内蔵している。そのほか、主な仕様は次の通り。最大出力が20W+20W(6Ω)、周波数特性が20Hz~20kHz(±1db)、サイズ/重量はコンポ本体はW180×D318.2×H118mm/2.95kg、スピーカー部が各W123×D299×H200mm/2.3kgだ。なお、消費電力は32W、待機消費電力は0.3W以下となっている。