NECは、同社が販売している7型ワイド液晶搭載のクラウド端末「LifeTouch」に、Android2.2を搭載し、OSレベルでのセキュリティ機能を実装した法人向けの「LifeTouch セキュリティモデル」を追加した。新機種には、タブレットタイプの「LifeTouch セキュリティパックモデル」と、キーボード付きのスマートブックタイプの「LifeTouch NOTE ビジネス向けモデル」の2機種があり、価格は53,000円(税別)から。8月26日から出荷される。

「LifeTouch セキュリティパックモデル」

「LifeTouch NOTE ビジネス向けモデル」

セキュリティの強化では、ネットワークに安全に接続するために、無線LANの暗号化や不正サイトアクセス防止のほか、各種VPNに対応する。また、端末を安全に利用するために、紛失対策、不正利用防止、不正アプリ対策に対応するほか、端末管理基盤(MDM)との連携を行う。

ネットワーク関連では、イントラネットに接続するためのID/パスワード認証、プロキシ―設定によるWeb閲覧制限やアクセスログ管理、IPアドレスフィルタやVPN接続に対応。

端末保護機能では、パスワードポリシーの設定、ローカルワイプ、SDカードの暗号化(LifeTouch セキュリティパックモデルのみ)、内蔵FlashにSD領域の作成(LifeTouch NOTEのみ)、アプリインストール制御、利用アプリ制限、ウィルス検出機能(別途McAfeeとの契約が必要)、利用可能デバイス制限、操作ログ管理機能などが提供される。

そのほか、Exchange Serverに対応し、自席PCとのデータ同期が可能になっているほか、ビジネスでの議事録や報告書の作成に便利な「ライフノート for Business」を搭載。議事録など書式の決まった文書の定型文の登録・呼出しや、作成した文章のパスワード保護や自動消去、パスワード付きの圧縮ファイルでのメール転送などが行える。

価格は、LifeTouch セキュリティモデルが53,000円(税別)、LifeTouch NOTEのWi-Fiモデルが53,000円(税別)、3Gモデルが63,000円(税別)となっている。なお、LifeTouch NOTEには、ピアノブラック、バーミリオンレッド、チョコレートブラウンの3色がある。

LifeTouch セキュリティモデルの主な仕様は、ディスプレイが抵抗膜タッチパネル対応の7型ワイドTFT液晶(800×480ドット)、通信機能がIEEE802.11b/g無線LANとBluetooth V2.1+EDR、インタフェースがUSB 2.0(Micro B)、USB 2.0 Host互換ポート、3Mピクセルカメラ、SDHCカードスロット、バッテリ駆動時間は8時間、外形寸法/重量は約W220×H120×D14mm/約370g。

LifeTouch NOTEの主な仕様は、ディスプレイが7型ワイドTFT液晶(800×480ドット)、通信機能がIEEE802.11b/g/n無線LANとBluetooth V2.1+EDR、インタフェースがMini USB 2.0、2Mピクセルカメラ、バッテリ駆動時間はWi-Fiモデルが9時間で3Gモデルが6.5時間、外形寸法/重量はWi-Fiモデルが約W234×H138×D25mm/約699g、3Gモデルが約W234×H138×D25mm/約723g。