NECは23日、Android搭載のクラウドコミュニケーター「LifeTouch」シリーズに、ビジネス仕様の「LifeTouch セキュリティパックモデル」「LifeTouch NOTE ビジネス向けモデル」の2製品を発表した。価格は、「LifeTouch セキュリティパックモデル」が53,000円(税別)、「LifeTouch NOTE ビジネス向けモデル」のWiFiモデルが53,000円(税別)、3Gモデルが63,000円(税別)。
今回発表の2製品は、「LifeTouch」シリーズのビジネスシーンにおける利用拡大に向け、セキュリティ強化やビジネス向けの機能追加などを行ったもの。いずれもB2B販路を通じての販売となり、量販店等の店頭での販売は予定されていない。ハードウェアの仕様は従来製品の「LifeTouch」「LifeTouch NOTE」と共通。
セキュリティ機能の強化として、以下のような点が変更されている(LifeTouchおよびLifeTouch NOTE共通)。
- 不正接続の防止……IEEE802.1X、プロキシ設定、IPアドレスフィルタによるネットワーク利用制御
- 無線の接続性強化……無線LANハンドオーバ機能
- 社外からの安全接続……VPN対応(OS標準/サードパーティ製クライアント)
- 紛失対策……パスワードポリシー設定、ローカルワイプ、ユーザデータ保護
- 不正アプリ対策……アプリインストール制御、利用可能アプリ制限、ウイルス検出機能
- 不正利用防止……セキュリティ管理者権限、利用可能デバイス制限、操作ログ管理機能
- MDM……MDMサービス連携(端末管理・紛失対策など)
- その他……Microsoft Exchange ActiveSync対応
「LifeTouch NOTE セキュリティモデル」では、プリインストールアプリの機能が強化されている。「ライフノート」に定型文呼び出し・古いデータの自動削除・文書へのパスワード設定・作成文書の転送といった機能が追加され、「ウェブリメール」がExchangeメールに対応している。