米Atmelは、同社のARM9ベースMCU「SAM9G45」および「SAM9M10」をAndroid OSに対応させることを表明した。

AtmelのARM9ベースMCU「SAM9G45」および「SAM9M10」

同社では、Androdi Version 2.1をベースに、Camera InterfaceとHardware Video Decoding(SAM9M10のみ)、Software Decoding、EthernetもしくはSDIOドングルを使ったWi-FiベースでのWebブラウジングといった機能を、「SAM9M10-G45-EK」のBSP(Board Support Package)に搭載して提供するとしており、コンシューマ向けや産業用途など幅広い用途向けにAndroidを提供する考えである。

「SAM9M10-G45-EK」のBSPにAndrodi 2.1をベースにした各種機能を搭載して提供する予定

同社によれば、Androidはすでに組み込み用途向けのOSの1つで、Linuxベースの他のディストリビューションよりも多くのメリットがあるとしており、またTabletやSmartphoneなどと異なる形での利用が増えているとしており、今回BSPの形でAndroid 2.1をサポートすることで、こうしたシステムの構築を容易に可能にするとしている。

また、例えばUser I/F GUIの構築ツールに関してはMentor Graphicsと協力して提供を行う事を明らかにしているほか、SAM9シリーズのAndroid移植をサポートするAndroid4SAMコミュニティーが有用であると説明している。