富士フイルムは、高彩度・高コントラストを実現するE.I.250のデーライトタイプのフジカラー映画用カラーネガティブフィルム「ETERNA Vivid 250D」(35mm/16mm)を、ETERNA(エテルナ)シリーズの新ラインアップとして12月10日に発売する。

映画用カラーネガティブフィルム「ETERNA Vivid 250D」

同社の映画用カラーネガティブフィルムETERNAシリーズは、同社独自技術である「スーパーナノストラクチャーΣグレイン技術」、「スーパーエフィシェントカプラー技術」、「スーパーエフィシェントDIRカプラー技術」を採用し、国内外の映像クリエイターより高い支持を受けている。

このたび発売される、ETERNA Vivid 250Dは、E.I.250のデーライトタイプで高彩度・高コントラストを実現した映画用カラーネガティブフィルム。映画製作の現場では、主に屋外撮影向きのE.I.250のデーライトタイプと、屋内撮影向きのE.I.500のタングステンタイプの組み合わせが最もよく使われており、同製品を導入することで、近年人気が高まっている高彩度・高コントラストが特長のETERNA Vividシリーズで、この組み合わせを実現。

タングステンタイプの「ETERNA Vivid 500」、「ETERNA Vivid 160」に階調や彩度をそろえ、組み合わせて使用することで屋内外のデーシーンからナイトシーンまで、メリハリのある鮮やかな映像を再現する。

また、階調バランスを最適化したことで、ETERNAシリーズの特長である露光アンダーからオーバーまで広い範囲での肌色やグレーの自然な色再現に加えて、「メリハリの効いた豊かな色」とくっきりとした「しまりのある黒」を再現し、劇映画などでより豊かな表現を可能にした。

さらに、フィルムベースのオレンジマスク濃度の適正化と、シャープネスバランスの最適化を図ったことで、ネガフィルムから直接ビデオテープに変換するテレシネや、フィルムスキャンニング時の画質が向上し、CM制作やデジタル技術を駆使した映画制作にも対応。

価格は35mmのサイズ122mが3万3,170円、305mが8万2,950円。16mmの30,5mが5,460円、122mが2万265円。