富士ゼロックスは、デザイン、グラフィックアーツ市場向けに、コピー、プリント、スキャナ機能を搭載したA3対応のフルカラー複合機「DocuColor 1450 GA」、およびプリントサーバ「PX 140 Print Server U/L」を2011年1月より発売すると発表した。価格は、「DocuColor 1450 GA」が269万円(税別)、「PX 140 Print Server U」が198万円(税別)、「PX 140 Print Server L」が128万円(税別)。なお、DocuColor 1450 GAの使用には、PX140 Print Server UまたはPX140 Print Server Lが必要。

「DocuColor 1450 GA」と「PX 140 Print Server U」

「DocuColor 1450 GA」は、印刷前に最終的な体裁や色味を確認するためのカンプ・プルーフのカラー出力などの用途向け製品で、新たに開発したプリントエンジンでは、「4サイクル方式」を採用。CMYK各版が用紙の同じ位置で重なることで、色ズレや色ムラの発生を抑制した。さらに、省エネ化に貢献する従来より20度低い温度で定着するEA-Ecoトナーを採用し、省電力化するとともに、トナー粒子の小粒径、均一化による画像表面の盛り上がり感の低減、オイルレスによる光沢感を抑えた高画質を実現している。

そのほか、従来のRIPエンジンであるCPSI(Configurable PostScript Interpreter)に加え、Adobe社の開発したPDFダイレクトRIPの「Adobe PDF Print Engine 2.5」を搭載している。

複写機能については、読み取り解像度は600×600dpi、書き込み解像度は2,400×2,400dpi(多値写真)、600×600dpi(文字/文字写真/写真/地図)、複写速度はモノクロ51枚/分、カラー14.3枚/分(A4ヨコ/B5ヨコ)、給紙容量は標準で570枚×3トレイ+手差しトレイ250枚(最大6,160枚)。

プリンタ機能は、出力解像度が1,200×2,400dpi、1,200×1,200dpi、インタフェースが1000BASE-T対応有線LAN。スキャン解像度は、600×600dpi、400×400dpi、300×300dpi、200×200dpi。なお、FAX機能はオプション。外形寸法はW760×D876×H1,120mm、重量は273kg。