キヤノンは15日、同社コンパクトデジタルカメラ「PowerShot G」シリーズの最新モデル「PowerShot G12」を発表。発売は10月上旬で、価格はオープン。推定市場価格は6万円前後。

コンパクトデジタルカメラ「PowerShot G」シリーズ「PowerShot G12」。CCDセンサーの画素数は従来モデル「PowerShot G11」同様10.0メガ

高感度センサーと映像エンジン「DIGIC4」を組み合わせた「HS SYSTEM」を搭載。画像ノイズをより少なく、ダイナミックレンジをより広く、色やディテールをより緻密・正確に描写する。また、加速度センサーを搭載し、電子水準器の利用や、従来の光学式手ブレ補正機構を進化させた「ハイブリッドIS」を実現。角度ブレとシフトブレを効率良く補正することができ、特にマクロ撮影時に効果を発揮する。

46.1万ドットの2.8型バリアングル液晶モニターを採用。フロント上部には電子ダイヤルを装備している

さらに、選択した被写体を追尾する「キャッチAF」や、28種類からシーンを判定する「こだわりオート」といったアシスト機能はもとより、RAWモード撮影、露出の異なる3枚の画像を撮影して合成するHDR機能や、1:1をはじめ5種類の画像アスペクトを選択できるなど、絵作りのための機能も充実。オプションとしてフィルターアダプター「FA-DC58B」も設定され、58mm径のPLフィルターを装着可能。より本格的な撮影に対応する。

ISO感度も12800までを任意に設定可能となり、4.2コマ/秒の連写が可能な「ローライトモード」(画像サイズは2.5メガ固定。通常連写速度は2コマ/秒)も搭載した。

このほか、ステレオ音声対応HD動画、ジオラマ風動画をサポート。テレビのリモコンでカメラをコントロールできるHDMI機器制御機能(HDMI CEC)にも対応する。端子はHDMIミニ端子。