情報処理推進機構

情報処理推進機構(IPA)は8日、OpenJDKとSun JDKの比較評価結果を公開した。アプリケーションプラットフォームとしてSun JDKとOpenJDKにどの程度の違いがあり、OpenJDKを基盤プラットフォームとして採用できるかどうかが評価されている。

現在開発段階にあるJDK7とOpenJDK7は同じソースコードを基盤としており、そもそも違いが発生しにくい。調査では従来のコードベースのまま開発されているSun JDK6と、OpenJDK7のコードをベースにしつつJDK6への対応を実現しているOpenJDK6を評価の対象とし、JCKがカバーしない範囲における互換性を調査している。機能的な互換性からソースコードの違い、性能やオプションの違いなどが子細に比較されており、Sun JDK6とOpenJDK6には運用に影響を与えるような違いは見られないという評価結果がでている。