Xilinx、産業用イメージング システム向けTDPを発表

      [2010/03/19]

    Xilinxは、同社FPGA「Spartan-6」を用いた産業用イメージング システム向けのハイパフォーマンス ビデオ プロセッシング アプリケーションを開発するためのターゲットデザインプラットフォーム(TDP)を発表した。

    同TDPはAvnetと共同で開発されたもので、「Avnet Spartan-6 LX150T FPGA開発ボード」をはじめ、FPGAメザニンカード(FMC)仕様に準拠したドータカードが2枚付属されるほか、ビデオおよびイメージプロセッシング ソフトIP、ソフトウェア環境「ISE Design Suite System Edition」、ターゲットリファレンスデザインが4種類提供される。また、リアルタイム高品位ビデオストリーミングを直接サポートするOmniVisionのイメージセンサも用意されている。

    ターゲットリファレンスデザイン4種類の詳細は以下のとおり。

    1. カメラフレームバッファ:カメラがキャプチャしたビデオストリームをリアルタイムで処理し外部メモリにバッファする。このデザインでは、データ バッファリングをビデオ フレーム レートの変更に用い、MicroBlazeソフトプロセッサによってハードウェアプロセッシングブロックをコントロールする。
    2. DVIビデオプロセッシング:ビデオデータをシステム内でストリーム中に処理するもので、ビデオプロセッシングシステムのもっともシンプルな例で、外部メモリにフレームバッファを持つ必要がない。
    3. DVIビデオフレームバッファ:作業用ビデオパイプラインが外部メモリをフレームバッファとして用い、開発者のスタート地点としてシンプルなプラットフォームを提供する。
    4. ハイパフォーマンスハードウェアコシミュレーション:未処理のイーサネットコネクションを用いて複数回のデザイン実装が可能になり、アルゴリズムの検証を迅速化する。

    ベースボードおよびFMCドータカードとともにターゲットリファレンスデザインを用いることで、IPビデオカメラやネットワークレコーダ、ビデオ分析といった産業向けビデオ監視用イメージング製品や、スマートカメラ、ハイスピードイメージングシステム、通信およびプロセッシングインタフェースなどのマシンビジョン関連製品、高品位カメラ、ビデオディスプレイ、圧縮/伝送ユニットなどのビデオコンファレンス関連製品の開発を直ちに開始することができる。複数の事例も同梱して提供しており、Spartan-6をベースとする産業用ビデオアプリケーションのコンパイルやデバッグ、プロファイリングに関するベストプラクティスを利用することが可能で、デザインをカスタマイズして製品の差別化を最大化する技法も習得可能である。

    なお、同キットは、同社代理店であるAvnetにて受注を受け付けており、価格は2,695ドル。日本でも2010年4月から全面出荷される予定で、ドキュメンテーションやケーブル、電源が付属されており、すぐに作業に取りかかることが可能となっている。

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