クレディセゾンとセブン&アイ・フィナンシャル・グループは、17日付のそれぞれの取締役会において、クレジットカード事業に関する包括的業務提携に向けて具体的検討を進めることに合意することを決議した。

2006年6月にセブン&アイ・ホールディングスの完全子会社となったそごう・西武とは、クレディセゾン創業以来の相互営業協力を継続する関係であり、今日の同社発展のベースとなっている。

提携カードも順調に拡大してきたが、経済環境の激変により百貨店事業も変革が求められている中、クレディセゾンでは、セブン&アイ・ホールディングスの掲げる「新・総合生活産業」に貢献する提携関係へ軸足を移し、提携協議を進めてきた。

クレディセゾンでは今回、セブン&アイ・フィナンシャル・グループと包括的業務提携を行い、クレディセゾンがこれまで培ってきたカード事業に関するプロセッシングやマーケティングノウハウの提供と、流通最大手としてのセブン&アイグループの幅広い顧客基盤と顧客接点を合わせることにより、「既存のカード会員の満足度向上を果たすとともに、将来的に1,000万会員規模のカード会社の誕生を実現させ、両社の成長機会をより確実なものとしたい」としている。