三菱電機は12月3日、MW級の風力発電システムや太陽光発電システム向けに2素子入り産業用IGBTモジュール「New-MPDシリーズ」2機種を、2010年1月より順次発売することを発表した。

IGBTモジュール「New-MPDシリーズ」の「CM2500DY-24S」

2製品ともに、大電流に対応して内部構造などを見直した専用パッケージと、低損失な同社の第6世代IGBTの採用により、定格電流容量を従来のMPDシリーズの1.5倍以上にそれぞれ拡大。「CM2500DY-24S」は定格電流容量2500Aで、2素子入りの産業用IGBTで業界最大級となる。一方の「CM1800DY-34S」は定格電流1800A/1700Vを実現している。これにより、自然エネルギーを利用した発電システムのさらなる大容量化が可能になる。

また、水冷で使用した場合の冷却効率を向上させるために、パッケージ内のチップは余裕を持った配置になっているという。

なお、価格はCM2500DY-24Sが11万円(税別)、CM1800DY-34Sが12万円(税別)となっている。