Wi-Fiホットスポットをマーケティングに活用 - Google、MSなど相次ぎ参入

    Junya Suzuki  [2009/11/11]

    米国でWi-FiホットスポットをWebマーケティングに活用する例が増えている。11月10日(現地時間)に「Google、ホリデーシーズンに米国の47空港で無料Wi-Fiサービス」という発表が行われたが、こうしたアイデアを持っているのはGoogleだけではなく、MicrosoftやYahoo!、eBayといった同業のライバルたちも同様だ。

    Googleの例では、ラスベガスのマッカラン国際空港やボストンのローガン国際空港など全米47の空港に無料でWi-Fiサービスを提供し、年末の移動の多い時期の全旅行客35%を対象に同社のサービスをアピールする狙いがある。このほか、機内サービス等で提携している米Virgin Americaに対しても、機内Wi-Fiサービスを無料化するというものだ。

    Virgin America機内ではWi-Fiインターネットが標準装備されており、機内エンターテイメント端末を使ってWebサーフィンが楽しめる。飛行機でお馴染みの地図サービスはGoogle Mapsを利用している

    似たような期間限定のサービス無料化は米eBayも行っている。同社は感謝祭(Thanksgiving)のある11月の第4週に、Virgin Americaと同じ機内Wi-Fiサービス「GoGo Internet」を実装している米Delta Air Linesのフライトで、やはりWi-Fiサービスの無料提供を行う意向だという。

    米Delta Air LinesのWi-Fiインターネット対応機材でGogo Internetのサービスに接続してみたところ。キャンペーン期間中はこのログインページがeBayのものになる

    Wi-Fi対応機器を持つユーザーは機内にあるGogoのアクセスポイントに接続すると、まずeBayのホリデー向けキャンペーンページへと転送され、そこから先は自由に他のサイトへとWebサーフィンが可能になっている。やはりユーザーへのプロモーションが狙いだ。

    Yahoo!の場合は、米ニューヨーク中心部のタイムズスクエアにWi-Fiアクセスポイントを設置して無料開放する計画だ。多くの観光客で一年中賑わう名所だが、今春、この通りの一部は歩行者天国として椅子付きで開放され、ノートPCユーザー憩いの場所に変貌している。

    またMicrosoftについても、今年9月以降に一部のホテルや空港と提携し、Wi-Fiホットスポットの無料開放を実現している。この狙いは自身のWebサービス「Bing」へのトラフィック誘導にある。

    そのほか、Boingo Wirelessは一部ホテルチェーンとの提携で、広告付きで数十分程度のアクセスポイント無料開放サービスを実施している。

    こうしたキャンペーンの数々のおかげで、今年末に米国を移動する旅行者はちょっとした待ち時間でも退屈することはなさそうだ。

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