東京都立中央図書館では、「文字・活字文化の日」記念企画展示「文字は文明の乗り物 - 時空を超えて情報を伝える」を、9月8日から10月19日までの日程で開催する。同展では、普段目にすることの少ない超大型本・貴重書などを含めた同館所蔵資料を、6つのテーマに分けて3回シリーズで展示。一部の貴重な資料はガラスケースでの展示となるが、多くの展示資料を手にとって閲覧することが可能。

展示テーマは下記の通り。

第1期 9月8日~9月17日 1)文字の起源-古代文明と文字
2)多様な言語、多彩な文字
第2期 9月19日~10月5日 3)文字の美、美術としての書
4)思想を伝える文字、聖典の伝承
第3期 10月6日~10月19日 5)印刷術が起こした革命
6)これも文字? 絵文字とデザイン

「驚異の書:マルコ・ポーロ東方見聞録」、「レオナルド・ダ・ヴィンチ解剖手稿」、「グーテンベルク聖書」などの大変貴重な複製本も展示される。10月1日の「都民の日」には、特別企画として実際にこれらの一部に触れることもできる。また、文字・活字文化の日である10月27日には、展示期間中に人気の高かった資料のアンコール展示が行われるとのこと。

「マルコ・ポーロ東方見聞録」(左)と「グーテンベルク聖書」(右)。展示資料は複製本だが、大きさ、質感などは原本にできるかぎり近づけているという