Atmel、消費電力低減技術を採用したAVR32マイコンを発表

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Atmel、消費電力低減技術を採用したAVR32マイコンを発表

大原雄介  [2009/07/01]

米Atmelは、同社のAVR32マイコンとして省電力テクノロジー「picoPower」を適用し、さらに静電容量式タッチコントローラを内蔵した「AT32UC3L」を発表した。

同製品は、Active Modeで0.48mW/MHz未満の消費電力での動作を実現しつつ、静電容量式タッチコントローラを内蔵したことで幅広い組み込みアプリケーションに利用することが可能となっている。

pocoPowerテクノロジーを、32ビットマイコンに利用することで、AT32UC3Lの場合で、32kHzのリアルタイムクロック動作時に1.5μA、すべてのクロックを止めた場合では100nAに消費電力を抑制する。また、同社のtrue 1.6Vテクノロジを採用しており、1.62V~3.60Vの電源供給に対応する。

加えてタッチコントローラを内蔵した事により、他の周辺機器と同じようにタッチコントローラを扱えるようになった。同コントローラは複数のタッチボタンとスライダに対応しており、これをソフトウェアのオーバーヘッドなしに取り扱うことが可能だ。内部にマイコンを内蔵しており、ユーザーのタッチによりSleep状態から復帰させることも可能である。

内蔵されているフラッシュメモリは、FlashVaultコード保護機能を搭載している。これにより、プログラムの実行はできても読み出しや書き込みを不可能にできるため、不正行為からソフトウェア資産を守ることができる。

また、「Peripheral Event System」と呼ばれるデバイスの割り込み管理機能も搭載されている。これを用いると内蔵するデバイスに、CPUを介さずに直接シグナルを送れるようになる。そのため、例えばタイマ割り込みにあわせて定期的にデバイスを起動することができるようになり、CPUの負荷を減らすことができ、これまで以上に長くAVR32コアをsleep状態に置くことも出来るようになる。

このほか、搭載されるクロックシステムはFailure protectionの他、周波数メータやカレンダーモード付きリアルタイムクロック、DLLを使った高精度クリスタルオシレータから構成される。周辺機器には9chの12ビット A/Dコンバータと8chのアナログコンパレータが含まれ、さらに同社としては初めてとなる8ビットのPWM出力も可能である。

同製品はすでにサンプル出荷を開始しており、価格は64KB フラッシュ版で1万個あたり1.96ドル、16KB フラッシュ版で1万個あたり1.47ドルとなっている。

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