ソニーは11月13日、同社独自の1.4μm単位画素形成技術を用いて、1/2.5型で有効画素数1225万画素を実現したCMOSイメージセンサ「Exmor」として携帯電話のカメラ向け製品「IMX060PQ」を発表した。2009年3月よりサンプル出荷を開始、サンプル価格は2,500円。

また、併せて1/3.2型有効811万画素の「IMX046PQ」、同1/4型有効515万画素の「IMX045PQ」も発表したほか、レンズやオートフォーカス機能などを内蔵した1/2.5型有効1225万画素のレンズモジュール「IU060F」、同1/3.2型有効811万画素レンズモジュール「IU046F」も発表した。こちらは2008年11月より順次サンプル出荷を開始、サンプル価格は1,000円から、となっている。

上段:レンズモジュール「IU060F」(左)、「IU046F」(右)
下段:CMOSイメージセンサ「IMX060PQ」(左)、「IMX046PQ」(中央)、「IMX045PQ」(右)

これらの製品は、独自の1.4μm単位画素形成技術のほか、Cuプロセスや独自の画素構造の採用などにより、集光効率を改善し、1.75μm単位画素と同等の感度90mVを実現している。

また、独自の「列並列A/D変換方式(カラムA/D変換方式)」を採用することにより、アナログ伝送中に混入するノイズによる画質の劣化を抑え、IMX060PQで10fps、IMX046PQで15fpsの多画素フレームレートを実現した。

IMX060PQのサンプル画像

また、レンズモジュールは、独自設計のレンズを搭載したほか、レンズ駆動用モーターには動画撮影時の消費電力を抑えるピエゾ方式を採用している。

さらに、IU060Fには、28mm相当(35mm換算)の広角レンズを搭載している。

型名 出荷時期 サンプル価格
1/2.5型有効1225万画素
CMOSイメージセンサ「IMX060PQ」
2009年3月 2,500円
1/3.2型有効811万画素
CMOSイメージセンサ「IMX046PQ」
2008年11月 1,500円
1/4型有効515万画素
CMOSイメージセンサ「IMX045PQ」
2009年3月 1,000円
1/2.5型有効1225万画素
レンズモジュール「IU060F」
2009年9月 9,000円
1/3.2型有効811万画素
レンズモジュール「IU046F」
2009年2月 5,000円