米Intelは10月15日 (現地時間)、エンタープライズ向けの2.5インチSSD(Solid State Drive)「X25-E Extreme SATA Solid-State Drive」の出荷開始を発表した。

Eシリーズは、SLC(Single Level Cell)のNANDフラッシュメモリを採用したハイエンド向けSSDだ。最大転送速度は連続読み込みが250MB/秒、連続書き込みが170MB/秒。4KBのランダム書き込みで35000 IOPS、同読み込みで3300 IOPS、また書き込みレイテンシが75マイクロ秒となっている。アクティブ時の消費電力は2.4ワットで、最大14000 IOPS/ワットという優れた効率性を実現する。IOPSをHDDと比較すると「サーバ、ワークステーション、ストレージシステムのパフォーマンスが100倍向上する」(Intel)。X25シリーズはパフォーマンスと長寿命の両立を特徴としており、X25-Eは3年間にわたって1日3.7TB、計4PBのデータを書き込み続ける耐久性を持ついう。

現在生産されているのは32GBモデルで、1000個ロット時の単価は695ドル。2009年の第1四半期には64GB版の生産も開始する計画だ。