米Spansionは、43nm世代のMirrorBit技術を用いたフラッシュメモリ「ORNAND2」の製造を中国Semiconductor Manufacturing International(以下、SMIC)に委託すると発表した。これまでSpansionは、65nm世代のMirrorBit技術を用いた「Eclipse」および「EcoRAM」についてもSMICにて製造しているが、この契約を43nm世代にも拡張した。
Spansionは、米カリフォルニア州サニーベルにある同社の開発拠点「Submicron Development Center」(SDC)にて43nm技術を開発した後、中国の武漢にあるSMICの300mmウェハ製造ラインにこの技術を移管する予定。来年(2009年)には量産出荷を開始する。
また同時に来年からSpansionの300mmウェハ製造ライン「SP1」(福島県会津若松市)において、45nm世代の「EcoRAM」「NOR」「Eclipse」の量産を開始する予定という。2010年には、SDCで「ORNAND2」「Eclipse」「EcoRAM」向けの32nm技術を開発し、量産製造へと移行する見込み。
