「Final Cut Server」ボックス

アップルは2日からメディアアセット(資産)管理やワークフローを自動化できるサーバソフトウェア「Final Cut Server」の販売を日本で開始した。価格は「Final Cut Server 10 クライアント」が10万9,800円、「Final Cut Server Unlimited クライアント」が21万9,800円となっている。 同製品は、1.8GHz以上のPowerPC G5、Intel Core Duo、Intel Core 2 DuoまたはIntel Xeonプロセッサを搭載したMacで動作し、クライアントソフトウェアは、MacとWindows両方をサポートしている。

Final Cut Serverは、指定したネットワーク上のドライブ等のフォルダやディレクトリをスキャンして、アセットの自動検出およびカタログの自動作成が可能で、参照プロキシ、サムネイル、ポスターフレームを同時に作成することができる。これにより、大規模な映像管理システムを用意しなくても分散している多くの資産を効率よく管理し、スムーズに作業を進めることができる。また、出力に関しては、付属しているエンコード処理アプリケーションであるCompressorを自動的に実行し、最高の画質を維持しながら、さまざまなエンコード処理、サイズ変更、リタイミングを同時に実行することができる。

Final Cut Server スクリーン