昨年度のデジタルクリエイターズコンペティション授賞式の様子

経済産業省とデジタルコンテンツ協会は10月24日より、最新デジタルコンテンツの総合的なイベント「DIGITAL CONTENT EXPO 2008」を開催する。科学未来館、東京国際交流館などの会場で、「第23回デジタルコンテンツグランプリ」、「ASIAGRAPH 2008 in Tokyo」、「デジタルアートフェスティバル東京2008」など多彩なイベントが行われる。開催期間は10月26日まで。主なイベント内容は以下の通り。

第23回デジタルコンテンツグランプリ

「デジタルコンテンツグランプリ」では、コンテンツ産業の発展に貢献する製品の年間アウォードを、有識者によって評価、表彰する。また同時に次代に担う若きクリエイターが制作する映像作品の年間アウォード「デジタルクリエイターズコンペティション」や高校生を対象にした映像コンクールである「映像甲子園2008」の授賞式、作品上映などを予定。

第22回デジタルコンテンツグランプリ 経済産業大臣賞 「Spear」、「Spear Multi」

デジタルクリエイターズコンペティション2007 金の翼賞「WAY」

ASIAGRAPH 2008 in Tokyo

展示される作品は、静止画のほかインタラクティブ、Web、立体オブジェなど様々だ

「ASIAGRAPH 2008 in Tokyo」はアジア独自の優れたデジタルコンテンツ発展のために行われるイベント。世界で活躍するアジアの研究者の先端技術発表やクリエイターの作品展示などが行われる。

同イベント内で開かれる国際シンポジウムは、世界で活躍しているトップクリエイターや著名な研究者を集め、アジア独自のCG産業の未来についてのシンポジウム。またアニメーションマスタークラスでは、世界的なCGプロダクションに所属しているトップアニメーターが登場し、制作現場で働くクリエイターを対象としたアニメーションの制作指導が行われる。

ほかにも、ASIAGRAPHのコンセプトを象徴する、最先端のCG技術を用いた作品を展示。CGで描かれたイラストやアニメーションなど、アジア各国の優秀作品の展示、上映などが行われる。

デジタルアートフェスティバル東京2008

昨年の外観の様子。なお今年の会場は、パナソニックセンター東京と富士ソフトアキバプラザ

「デジタルアートフェスティバル東京2008」では、国内外の著名なアーティストによる作品の展示や、音と映像によるパフォーマンスなどが行われる。

パナソニックセンター東京では、主に最新のインタラクティブ作品の展示や、映像と音楽によるデジタルパフォーマンスが楽しめる。またアニメなどのデジタルアート作品を作りが体験できるワークショップも開かれる予定。富士ソフトアキバプラザでは、デジタルアートに関するシンポジウムやトークショーが開かれる。